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【天皇陛下譲位】待ったなしの男系継承 困難な課題、長期政権で道筋

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【天皇陛下譲位】
待ったなしの男系継承 困難な課題、長期政権で道筋

皇室会議を終え記者会見する安倍晋三首相=1日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影) 皇室会議を終え記者会見する安倍晋三首相=1日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 安倍首相自身、周囲に「女性宮家をつくるよりも、(戦後に連合国軍総司令部の意向で皇籍離脱した)旧宮家を復活させる方が容易だ」と語っている。

 もちろん旧宮家をそのまま元に戻すのではなく、本人たちの考えや意向をくむべきだ。政府内には「独身の女性皇族と旧宮家の男系男子が結婚してくれれば、ありがたい」(官邸関係者)との期待もある。その子供を皇族とし、新たに宮家を立てるのも可能だというアイデアである。

 実際、旧宮家には年齢的にふさわしい人物も複数いるというが、これも当人次第であり、現時点で具体的な見通しがあるわけではないようだ。

 旧宮家に限らずとも明治以降、終戦以前に皇籍を離脱した旧皇族の次男、三男の子孫や江戸時代に最も格式の高い公家「五摂家」に臣籍降下した親王の男系子孫らも数十人いるという。

 そうした人々を女性皇族の配偶者候補とするだけではなく、そのうち希望者を宮内庁の嘱託職員とするなどして、皇族方の相談相手のような存在とすることも必要ではないか。皇族を守る「皇室の藩屏(はんぺい)」も整えていくべきだろう。

 「この問題は、じっくりと取り組む」

 安倍首相はこうも語っている。確かに事は簡単ではなく、また拙速に進めるべき性質のものでもない。ただ、安定した長期政権でないとより困難となる事業だけに、安倍政権のうちに道筋を立ててもらいたい。(阿比留瑠比)

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