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【民進党代表選】左派、蓮舫氏擁立を画策 くすぶる分裂火種

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【民進党代表選】
左派、蓮舫氏擁立を画策 くすぶる分裂火種

 民進党の両院議員総会で代表に選出され、あいさつする大塚耕平氏=31日午後、東京・永田町の党本部  民進党の両院議員総会で代表に選出され、あいさつする大塚耕平氏=31日午後、東京・永田町の党本部

 民進党は新代表に大塚耕平参院議員を選出したが、保守色の濃い大塚氏に対し党内の左派議員が直前まで蓮舫元代表の擁立を画策するなど党分裂の火種はくすぶったまま。大塚氏は今後も難しいかじ取りを迫られる。

 「志と目標を共有できる他党の仲間と手を携え、粉骨砕身、全力で取り組む」

 大塚氏は31日の両院議員総会でこう述べ、衆院選で分裂した立憲民主党や希望の党との共闘に意欲をにじませた。

 大塚氏は民進党最大の支持団体である連合のうち、衆院選で希望の党の候補を多く推薦した旧同盟系労組の支持を受けている。民進党代表選で推薦人となった24人は羽田雄一郎元国土交通相ら前原誠司前代表に近い顔ぶれが並んだ。

 大塚氏は31日の記者会見で、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改正案について「書くことで何が変わるかをうかがってみたい」と述べるにとどめた。

 こうした動きに党内左派グループは蓮舫元代表の再登板を狙い、代表候補の受け付けが始まる31日昼まで「大塚氏は分党を考えている」などと牽制(けんせい)し、蓮舫氏の推薦人集めに奔走した。

 党内は、共産党との選挙協力に否定的な旧同盟系の右派と、積極的な立憲民主党に近い左派がなお混在する。大塚氏は総会で「私たちには主権者の国民に政権選択の機会を提供する責務がある」と訴えたが、前提となる党内の意思統一と挙党態勢の構築は難航しそうだ。(奥原慎平)

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