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【日比首脳会談】北朝鮮の核・ミサイル・拉致に対し国際圧力強化へ

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【日比首脳会談】
北朝鮮の核・ミサイル・拉致に対し国際圧力強化へ

共同記者発表を終え握手するフィリピンのドゥテルテ大統領(左)と安倍晋三首相=30日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影) 共同記者発表を終え握手するフィリピンのドゥテルテ大統領(左)と安倍晋三首相=30日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 安倍晋三首相は30日、首相官邸でフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、国際社会による圧力強化のため緊密に連携していくことで一致し、国連安全保障理事会制裁決議の厳格な履行の重要性を確認した。中国が南シナ海で海洋進出を強めていることを念頭に、航行の自由など海洋秩序維持の重要性についても認識を共有した。

 会談後の共同記者発表で、安倍首相は「同じ海洋国家で、基本的価値や戦略的利益を共有する日本とフィリピンが、北朝鮮の核・ミサイルの問題、拉致問題の早期解決、自由で開かれたインド・太平洋の実現を含め、地域の共通の課題に協力して対応していくことを確認した」と述べた。

 ドゥテルテ氏は「われわれの一番の懸念は北朝鮮による度重なるミサイル実験だ」と述べ、「実験を非難し、すべての当事国が平和的解決に向けた交渉のテーブルにつくよう呼びかける」と訴えた。

 両首脳は、今後5年間の両国の経済協力に関する共同声明を発表。安倍首相が今年1月にマニラで表明した5年間で1兆円規模の官民支援に関する、具体的な協力分野を明記した。

 マニラ首都圏の交通渋滞解消を目的とした地下鉄事業への約6千億円の円借款供与を検討するほか、テロ対策としての海上保安機関の能力構築支援、イスラム過激派との戦闘が終結した南部ミンダナオ島マラウイの復旧・復興、違法薬物対策などで協力する。

 安倍首相は11月にマニラで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議で議長を務めるドゥテルテ氏に対し「会議が成功するよう最大限支援する」と表明した。

 両首脳の会談は4回目で、ドゥテルテ氏の来日は2度目。同氏は6月に来日を予定していたが、ミンダナオ島の治安情勢の悪化で取りやめていた。

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