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【衆院選】北朝鮮有事と憲法改正…強運首相に課せられた課題は重い 編集局次長兼政治部長・石橋文登

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【衆院選】
北朝鮮有事と憲法改正…強運首相に課せられた課題は重い 編集局次長兼政治部長・石橋文登

23日未明、自民党本部を出る安倍晋三首相=東京・永田町(松本健吾撮影) 23日未明、自民党本部を出る安倍晋三首相=東京・永田町(松本健吾撮影)

 自民党は衆院全選挙区で計2600万票前後を安定してたたき出す力を有する。この票数は、野党が割れている限り無敵だが、野党が一致結束すると逆立ちしても勝てない。もし希望の党を軸に「反安倍」勢力が結集するとどうなるか。政権交代の悪夢が首相の脳裏をよぎったに違いない。

 ところが、首相に幸運の女神が微笑(ほほえ)んだ。小池氏が「排除の論理」を唱えたことにより、民進党は希望の党、立憲民主党、無所属の3つに分裂。期せずして自民党が「無敵」となる枠組みが生まれたのだ。しかも小池氏は出馬を見送り、希望の勢いは急速に衰えた。

 振り返ってみれば敵失による勝利といえなくもないが、政権与党が圧倒的な勢力を得た意義は大きい。

 北朝鮮有事が起きても首相は外交・内政ともに迅速かつ大胆に施策を打てる。1994(平成6)年の北朝鮮核危機では政界再編の混乱により日本は国際的信用を失墜させたが、今回は日米の強い絆を背景に主導的に対応できる。拉致被害者救出にも最善を尽くすことができるはずだ。

 首相の悲願である憲法改正はどうなるか。公明党や日本維新の会に希望の党を加えると衆院の改憲勢力は3分の2を超えるが、こちらはやや悲観的な見方をせざるを得ない。

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