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【衆院選】5年間の安倍政権、世界の先進国を眺めれば長い方ではない

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【衆院選】
5年間の安倍政権、世界の先進国を眺めれば長い方ではない

街頭演説を終え、集まった聴衆とタッチを交わす自民党総裁の安倍首相=17日午後、山形県新庄市 街頭演説を終え、集まった聴衆とタッチを交わす自民党総裁の安倍首相=17日午後、山形県新庄市

 衆院選(22日投開票)で一部メディアは「安倍政権の5年が問われる」と報じる。「まったりとした安定を続けるのか」(小池百合子氏)と、“変化”を呼びかける野党も多い。世界の先進国を眺めれば、首相在任5年は決して、長い方ではない。より長期にわたり、政策の継続性を大事にするという判断を、有権者が下すケースも多い。

 米大統領の任期は2期8年が最長だ。戦後をみると、トルーマン、アイゼンハワー、レーガン、クリントン、ブッシュ(息子)、オバマの6氏が8年務めた。

 同じく大統領制のフランスも、特に1959年のド・ゴール氏以来、長期政権が目立つ。ミッテラン氏は約14年間、シラク氏も約12年間、政権を担った。

 ドイツも長期政権が続く。直近のコール、シュレーダー、メルケルの3首相の間に、日本ではのべ19人の首相が誕生した。

 日本と同じ議院内閣制のイギリスでは、戦後しばらくの間は、短期政権もあった。ただ、1979年に首相に就任したサッチャー氏以降は、政権の寿命は比較的、長くなった。政権長期化は、「英国病」からの脱却と軌を一にする。

 一方、日本はバブル崩壊後の1990年代後半、そしてリーマン・ショックや東日本大震災など、まさに「国難」が積み重なった2000年代後半から短期政権が続き、政情が不安定となった。

 ちなみに、先進7カ国の中では、イタリアは日本以上に首相交代が激しい。1年どころか、数カ月単位で政権が倒れた例も枚挙にいとまが無い。

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