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【衆院選】
民進党の前原誠司代表…絶体絶命 希望の党・小池百合子代表が民進党左派に「刺客」、辻元清美氏らは次々と決別宣言
しかし、玄葉氏の要請を若狭氏が受け入れる気配はなかった。前原氏が9月30日夜に小池氏と会談し、民進党の希望者全員を受け入れるよう求めても、小池氏は安全保障政策などの一致が必要だと譲らなかったのだから当然だった。
業を煮やした枝野氏が1日夕に党本部を訪れた際も前原氏は具体的な展望を示せなかった。枝野氏はその後、疲れ切ったような表情で周囲にこうつぶやいた。
「1人カラオケに行きたいよ。(欅坂46の)『不協和音』を歌うんだ」
そうした中で、民進党内のリベラル派は次々と希望の党との決別宣言をしている。辻元清美幹事長代行は大阪府高槻市の街頭演説で「希望に『踏み絵』があるらしいが、辻元は踏めません」と宣言した。
希望の党は混乱する民進党を尻目に、枝野氏に近い民進党前職を中心に30人以上の民進党出身者を公認しない方向で、準備を着々と進めている。
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小池氏は1日、都内で開かれた公認候補予定者約50人を集めた説明会で「負けられない戦いだ。頑張ってほしい。一人一人の有権者を大切にしてほしい」と訴えた。小池氏は各立候補予定者とポスター用の写真を撮影し、会場は高揚感に包まれた。その後、記者団に「前原氏との交渉冒頭から『政策の一致が前提だ』と申し上げている」と語った。
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