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初の北方領土空路墓参 ようやく実現も悪天候で元島民ら戻れず

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初の北方領土空路墓参 ようやく実現も悪天候で元島民ら戻れず

墓地に設けた祭壇に手を合わせる元島民=23日午後、択捉島・紗那(同行記者団撮影) 墓地に設けた祭壇に手を合わせる元島民=23日午後、択捉島・紗那(同行記者団撮影)

 政府は23日、北方領土の元島民による航空機を使った墓参を実施した。墓参は従来、船舶で行ってきたが、空路の利用は初めて。元島民らを乗せたチャーター機は同日午前に北海道中標津町の空港を出発し、日帰りの予定だったが、午後になって国後島周辺の天候が悪化。墓参団は同日中に北海道に戻ってこられなくなるトラブルに見舞われた。

 元島民らは中標津空港を出発後、国後島に到着し、同島内の墓地を回るグループと、再びチャーター機で択捉島へ向かうグループの2班にわかれた。墓参終了後、チャーター機は択捉島から国後島を経由し、国後島墓参団を乗せて北海道へ戻る予定だった。

 しかし、天候悪化により国後島の空港に着陸できなくなったことから、チャーター機はロシア極東サハリン州に向かい、択捉島墓参団は同州ユジノサハリンスクに宿泊。国後島の墓参団は同島内の「友好の家」に宿泊することとなった。「友好の家」はかつて、鈴木宗男元衆院議員をめぐる事件で「ムネオハウス」と呼ばれた宿泊施設。

 空路墓参は元島民の負担軽減を図る目的で、4月の日露首脳会談で実施が決まり、6月中旬に行う予定だった。しかし、このときも出発直前に国後島周辺の天候が悪化し、延期になっていた。

 今回の墓参は6月の計画を再設定したものだが、成否が天候に左右されやすい問題点が改めて顕在化する形となった。

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