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北方領土、初の空路墓参 元島民ら、日露合意で 悪天候で日帰りできず

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北方領土、初の空路墓参 元島民ら、日露合意で 悪天候で日帰りできず

チャーター機に乗り込む前に記念撮影する北方領土の元島民ら=23日早朝、北海道・中標津空港 チャーター機に乗り込む前に記念撮影する北方領土の元島民ら=23日早朝、北海道・中標津空港

 北方領土の元島民による初めての空路墓参が23日、行われた。元島民と家族ら計68人が参加し、北海道・中標津空港からチャーター機で国後、択捉両島を訪れた。従来は船で移動しており、高齢化が進む元島民の負担を軽減するため4月の日ロ首脳会談で空路墓参に合意していた。日帰りの予定だったが、帰路の悪天候で北海道に向かえず、24日に戻る見通しだ。

 政府は、空路墓参を北方領土との往来拡大の足掛かりとする狙い。当初6月に予定されていたが、国後島の濃霧で延期されていた。

 一行は元島民17人と家族、政府関係者らで、日本側がチャーターしたロシア機1機で午前6時20分ごろ中標津空港を出発。午前7時ごろ国後島に到着して同島の墓参者を降ろした後、午前10時半ごろ択捉島に着いた。国後では古釜布と近布内、択捉では紗那と別飛の計4カ所で墓参した。

 墓参団の岩崎忠明団長(83)=札幌市=は紗那での慰霊式で「待ち望んだ墓参を実現することができた。故郷の大地を踏みしめ、北方領土返還の思いを強くしている」とあいさつした。母親が紗那出身の井桁正美さん(57)=東京都=は「船に比べて移動は楽だった。高齢の母も、飛行機なら一緒に来られるかもしれない」と話した。

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