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安倍晋三首相が異例の国連演説 対北朝鮮圧力に集中「残された時間は多くない」

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安倍晋三首相が異例の国連演説 対北朝鮮圧力に集中「残された時間は多くない」

国連本部で演説する安倍晋三首相=20日、国連本部(AP) 国連本部で演説する安倍晋三首相=20日、国連本部(AP)

 一方で、米国との役割分担も意図した。その象徴が対イラン外交だ。首相は19日にロウハニ大統領と会談し河野氏も22日にザリフ外相と会談を予定している。短い滞在中に首相と外相が同じ国のカウンターパートに時間を割くのは珍しい。

 トランプ米大統領は19日の一般討論演説でイラン核合意を「米国にとって最悪な取引の一つ」と批判したばかり。合意が破綻すれば北朝鮮に付け入る隙を与えかねない。首相は合意順守を重ねて求め、ロウハニ師から「核合意をイランから破棄することはない」との言質も引き出した。

 首相は演説で「アジア太平洋の成長圏に隣接し、立地条件に恵まれている。勤勉な労働力があり、地下には資源がある」と北朝鮮の「魅力」を並べた。核・ミサイル問題の解決なくして「明るい未来」はないことを北朝鮮に理解させるための誘い水でもあった。

 「残された時間は多くありません」。各国代表にこうも訴えた首相はニューヨークを出発する21日もトランプ氏やライチャーク国連総会議長らとの会談をこなす予定だ。(ニューヨーク 杉本康士)

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