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安倍晋三首相が異例の国連演説 対北朝鮮圧力に集中「残された時間は多くない」

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安倍晋三首相が異例の国連演説 対北朝鮮圧力に集中「残された時間は多くない」

国連本部で演説する安倍晋三首相=20日、国連本部(AP) 国連本部で演説する安倍晋三首相=20日、国連本部(AP)

 「自分の討論をただ一点、北朝鮮に関して集中せざるを得ません」

 安倍晋三首相は20日に行った国連総会での一般討論演説の焦点を核・ミサイル開発を進める北朝鮮に絞った。各国首脳が開発や人権など網羅的に政策を訴える中で、約16分間の演説のうち8割を北朝鮮問題に割く異色の対応となった。

 首相は今回の国連外交で、北朝鮮に対する国連安全保障理事会制裁決議の完全履行に向け、加盟国に働きかけることに力点を置いた。対北圧力を強化する上でカギを握るのは中国とロシアであることに変わりはないが、アフリカや中南米には北朝鮮と国交を結ぶ国が多い。そうした国を対北包囲網に加えなければ制裁の効果はおぼつかない。

 首相演説の文案作成に関与した政府関係者は「北朝鮮問題の基礎から説き起こすことで認識を共有する必要があった」と語る。1994年の米朝枠組み合意や2005年の6カ国合意の裏で、北朝鮮が核開発を続けてきた経緯を細かく説明したのはこのためだ。

 個別に説得する作業にも心を砕いた。河野太郎外相と分担し、分刻みで会談を重ね、北朝鮮の核・大陸間弾道ミサイル(ICBM)技術が世界全体にとっての脅威だと説いて回った。

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