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【北ミサイル】長野県軽井沢町、JR廃線トンネルをシェルターに 9日の北記念日控え準備

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【北ミサイル】
長野県軽井沢町、JR廃線トンネルをシェルターに 9日の北記念日控え準備

弾道ミサイルから住民を守るため、避難場所に活用する旧信越線のトンネル(長野県軽井沢町提供) 弾道ミサイルから住民を守るため、避難場所に活用する旧信越線のトンネル(長野県軽井沢町提供)

 北朝鮮が9日の建国記念日に合わせ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する恐れがあるとして、長野県軽井沢町が8日までに廃線となったJRのトンネルを避難施設(シェルター)として活用する準備を整えた。廃線トンネルを利用した自治体によるシェルター設置は異例で、有事対応を政府に任せるだけで傍観していた自治体の模範になりそうだ。

 軽井沢町は今年4月、「北朝鮮を取り巻く状況は深刻だ」(藤巻進町長)としてミサイル攻撃を受けることを念頭に、旧JR信越線の横川~軽井沢駅間のトンネル29本のうち、群馬県との県境を通る2本をそのまま避難施設として利用する方針を決めた。8月にトンネルを所有する群馬県安中市と覚書を取り交わし、町民が避難のために自由にトンネル内に入れるようにした。

 2本のトンネルの長さはともに約400メートルに及ぶ。有事の際、2本で計約2600人を収容できる。町は「トンネルはコンクリートで囲まれて頑丈だ。ミサイル落下時も避難施設として有効に機能する」と自信を示している。

 町は、北朝鮮が8月29日に弾道ミサイルを発射して北海道上空を通過したことを受け、10月下旬に国、県とともに駅周辺で住民避難訓練を実施する方向で調整を進めている。訓練終了後には、希望する町民をトンネルに案内して防災意識の向上を促す構えだ。

 藤巻町長は「軽井沢には住民だけではなく、別荘で過ごす人たちや観光客が大勢いるが平等に守る。他の自治体の動きは鈍い気がする」と警鐘を鳴らしている。

 (三宅真太郎、太田浩信)

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