記事詳細
【WEB編集委員のつぶやき】
新味無い民進代表選 枝野幸男陣営に辻元清美氏、有田芳生氏ら推薦人=解党後の仲間?
それにしても新味のない顔触れだ。蓮舫代表の後任選びはむしろ時計の針が戻ったようだ。
民進党代表選が21日告示され、前原誠司元外相(55)と枝野幸男元官房長官(53)が立候補を届け出た。「昔の名前で出ています」の言葉がピッタリの選挙戦だ。
新代表は9月1日に選出されるが、安倍晋三首相は8月3日に内閣改造・自民党役員人事を終えている。与党に対し、事実上“撃ち方止め”となっている「空白の1カ月」は埋めようがない。野党第1党としていかがなものか。
代表選を戦う2人の主張は違いが際立ち、「右から左までの寄り合い所帯」と評される党内の路線対立が明白だ。国民は「コップの中の嵐」に白けきっている。民進党では4月以降、長島昭久衆院議員(55)や細野豪志元環境相(46)ら5人が離党する状況の中、党存続をかけた選挙戦となるが先行きは厳しい。
推薦人の顔ぶれだけを見ても、「右」か「左」か、2人の立ち位置がわかる参考になるだろう。