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【稲田朋美防衛相辞任】逆境から逃げるか、谷底から這い上がるか 決めるのは稲田氏自身の志と行動

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【稲田朋美防衛相辞任】
逆境から逃げるか、谷底から這い上がるか 決めるのは稲田氏自身の志と行動

防衛省を出る、防衛相を辞任した稲田朋美氏=28日午後、防衛省(寺河内美奈撮影) 防衛省を出る、防衛相を辞任した稲田朋美氏=28日午後、防衛省(寺河内美奈撮影)

 それでも稲田氏は調査会の会合に毎回顔を出し、他の若手保守系議員と連携しながら反対の論陣を張った。このとき雌伏中だった安倍首相は稲田氏の「闘う姿勢」を買ったはずだ。だからこそ第2次政権が発足すると稲田氏を要職で起用し、後継に育てようとしてきた。防衛相に抜(ばっ)擢(てき)したときは、獅子がわが子を千尋の谷に突き落とす気持ちだったに違いない。

 だが、稲田氏は防衛相として過去に経験したことがないであろう逆風にさらされた。崖をはい上がれず、信用もろとも谷底に落ちてしまった。

 それは自らが招いた結果でもある。不安定な国会答弁や自衛隊の政治利用と見られかねない失言、防衛省・自衛隊幹部らへの態度、数々の服装…。それら一つ一つが積み重なって人が離れてしまった。

 初当選からまもない18年2月、党の新人34人で立ち上げた「伝統と創造の会」が稲田氏の原点といえる。会の設立趣意書にはこうある。

 「ひたむきな情熱をもって道義大国日本を再建し祖国の繁栄と世界の平和に寄与することをここに誓います」

 稲田氏がなおこの理想を持つならば、批判や中傷に煩(はん)悶(もん)したり、恨み節を言ったりする暇はないはずだ。

 逆境から逃げて一議員として終わるのか、困難を成長の糧に変え、再び崖をはい上がるのか。それを決めるのは稲田氏自身の志と行動でしかない。(原川貴郎)

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