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【二重国籍問題】蓮舫氏、遅きに失した説明責任…なお民進党内に進退問う声 「党執行部の入れ替えも」

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【二重国籍問題】
蓮舫氏、遅きに失した説明責任…なお民進党内に進退問う声 「党執行部の入れ替えも」

二重国籍問題について記者会見する民進党の蓮舫代表。手前は蓮舫氏が公表した台湾籍喪失に関する書類 =18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影) 二重国籍問題について記者会見する民進党の蓮舫代表。手前は蓮舫氏が公表した台湾籍喪失に関する書類 =18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影)

 一方、今回蓮舫氏は昭和62年に有効期限が切れた台湾の旅券も公開した。59年に17歳で日本国籍を取得した後も、台湾のパスポートを更新し続けたのではないかとの疑惑もあったが、蓮舫氏は「(失効後)台湾の旅券は申請していないし、日本国籍の取得後は、台湾に入国する際も日本国の旅券を使った」と断言した。

 蓮舫氏はタレント時代、インタビューで「私は台湾籍」などと答えていたことについては「今考えるとずいぶん浅はかな発言だった」と反省を示した。

 「二重国籍」問題を追及してきた徳島文理大大学院の八幡和郎教授は「現在台湾籍を有していないとの証明はできた。しかし、長期間にわたって国籍選択を怠ったことに変わりはなく、故意に二重国籍状態を保っていた疑いもある」と指摘する。

 記者会見では、蓮舫氏が戸籍を公開することで、「差別を助長するのでは」との指摘も相次いだ。これに関し、蓮舫氏も「差別が助長されることはあってはならない」と述べたが、違法行為と差別とをごちゃ混ぜにし、論点をすり替えるべきではないだろう。

                     

 なお進退問う声も

 民進党の蓮舫代表がこのタイミングで戸籍謄本の一部公表に踏み切ったのは、東京都議選の敗北で強まった責任論を沈静化させ、続投への理解を得るためだ。だが、もともと党内での求心力が弱いだけに、公表に対しては「(外国籍の者を差別する)排外主義を助長する」と別の批判も起こるなど、党全体を掌握できない状態が続いている。

 「戸籍の開示は手段にすぎず説明が二転三転することの方が問題だ。問題が発生したときに責任を取らない姿勢から脱却すべきだ」

 18日、国会内で開かれた都議選の敗因を総括する国会議員会議では、出席者から昨年9月の問題発覚以来、蓮舫氏が一切政治責任を取ってこなかったことへの批判が噴出した。一方で「戸籍公開には反対だ。代表として反射神経でなく、言葉の重みを自覚してほしい」との指摘も出た。蓮舫氏は、厳しい表情で聞いていたという。

 民進党は都議選で改選前議席を減らしわずか5議席と惨敗したが、蓮舫氏は選挙直後、「最前線で引き続き頑張りたい」と続投の意向を表明した。ただ党内では、執行部が結果責任を取らないことへの不満が高まっており、18日の会議でも「執行部の入れ替えも選択肢だ」などと事実上退陣を迫る厳しい意見もあった。

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