産経ニュース

【防衛最前線(131)】九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動

ニュース 政治

記事詳細

更新

【防衛最前線(131)】
九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動

豪雨被害で孤立した大分県日田市鶴河内地区へ物資を空輸する陸上自衛隊の輸送ヘリ=7月11日 豪雨被害で孤立した大分県日田市鶴河内地区へ物資を空輸する陸上自衛隊の輸送ヘリ=7月11日

 災害対応の主役は地方自治体や警察、消防であり、自衛隊はサポート役というのが本来の姿だ。仮に日本が外敵から攻撃を受けた場合、自衛隊は外敵と戦い、排除することが最優先の任務となる。

 自衛隊の災害派遣を派遣人員ベース(延べ)でみると、東日本大震災のあった23年度は約1070万人と突出して高い。以降は24年度1万2410人▽25年度8万9049人▽26年度6万6267人▽27年度3万35人-と推移し、熊本地震のあった28年度は約85万人だった。

 一方、実施件数をみると、24年度520件▽25年度555件▽26年度521件▽27年度541件▽28年度516件-と推移している。実は件数ベースでみた場合、医療インフラの乏しい離島や遠隔地での「急患輸送」が7~8割を占めている。とりわけ島嶼地域を含む沖縄、長崎、鹿児島からの要請が多くを占める。

 急患輸送は自治体のドクターヘリも行っているが、「夜間や気象条件が悪い時ほど自衛隊に依頼が来る」(陸上自衛隊幹部)という命がけの任務だ。今年5月には北海道函館市で急患を迎えに飛行中だった陸自機が墜落して隊員4人が亡くなった。19年3月にも鹿児島県の徳之島で陸自ヘリが墜落して4人が殉職した。2年2月にも沖縄県の宮古島近海の事故で、医師を含む4人が亡くなっている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動
  • 九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動
  • 九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動
  • 九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動
  • 九州豪雨でも災害支援、急患輸送では殉職も 知られざる自衛隊の活動

「ニュース」のランキング