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【加計学園問題】
文科省局長、萩生田光一官房副長官と話し合った内容のメモ残さず
文部科学省は4日、同省の常盤豊高等教育局長が、昨年10月21日に国家戦略特区制度を活用した学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画について萩生田光一官房副長官と話し合った内容のメモを、残していないことを明らかにした。
文科省は6月20日、この面会で萩生田氏が発言した内容を、同省職員がまとめたとされる文書を公表。文書には「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」などと書かれていた。
萩生田氏は発言を否定。文科省も萩生田氏や常盤氏の発言が混在した個人メモで「内容は正確性を欠く」としたが、どの部分が事実と異なるのかは確認が難しいとの認識を示している。
文書は文科省専門教育課の共有フォルダーで見つかったが、同省は「個人メモの作成や管理のルールが明確に意識されておらず、共有フォルダーに保存してしまった」と職員が話していることも明らかにした。