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「実績の裏で、自衛隊にしわ寄せも…」 PKOの“キーマン”証言 

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「実績の裏で、自衛隊にしわ寄せも…」 PKOの“キーマン”証言 

西元徹也氏 西元徹也氏

 成立から15日で25年を迎える国連平和維持活動(PKO)協力法。自衛隊派遣で重責を担ったキーマンは実績を指摘する一方、その証言からは法的制約で常に自衛隊にしわ寄せが及んでいることが浮き彫りになる。(半沢尚久)

 「屈辱感があった」

 PKO法成立直前の平成4年3月、陸自トップの幕僚長に就任した西元徹也氏(81)は当時の雰囲気をそう振り返る。湾岸戦争に際し自衛隊が出番を与えられなかった屈辱感だ。

 法成立後、初めて自衛隊が派遣されたのはカンボジアへの陸自施設部隊。派遣準備命令は同年8月だったが、陸自はPKO先進国の北欧各国に前年秋から研修要員を送り、水面下で準備を進めていた。

 ただ、国連との調整は手探りで、派遣場所も任務も決まらず、部隊も編成できない状態が続いた。「幸運だった」(西元氏)のはカンボジアPKOの事務総長特別代表を明石康氏が務めていたことだ。「治安の良いタケオに施設部隊を出してください」。明石氏が西元氏に直接伝えた一言で方向性がようやく定まった。

 カンボジアでは5年5月の総選挙が試練だった。日本人選挙監視要員を守る「駆け付け警護」ができなかったからだ。

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