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東京都の市場問題PT、「築地活用」色濃い報告書

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東京都の市場問題PT、「築地活用」色濃い報告書

東京都の小池百合子知事 東京都の小池百合子知事

 築地市場(東京都中央区)の豊洲市場(江東区)への移転問題を検証する都の市場問題プロジェクトチーム(PT)は5日、豊洲移転、築地再整備の両論を併記した報告書を検討した。報告書は築地・豊洲の双方を活用する案も盛り込むなど、「築地市場を残すべきだ」との見解を強くうかがわせるものとなった。今後1週間ほどで完成させ、小池百合子都知事に提出。小池氏は豊洲市場の土壌汚染対策を検証する専門家会議の報告書と併せ、移転可否を総合的に判断する。

 報告書の冒頭では、「卸売市場は斜陽産業であり、豊洲市場の運営は100億~150億円の赤字が生まれる」と指摘。「税金に依存しない自立した産業への改革が必要」と強調した。

 豊洲移転案では、高速かつ衛生的な取引を行う「物流センター」として商品をITで管理し、取扱量の拡大を狙う将来像を示した。また、移転後の築地跡地に、民間協力で魚市場を新設する第三の道に触れた。

 築地再整備案では、ブランド力を生かして観光地化することで収益確保を狙う「食のテーマパーク」化を提案。改修案では新たに民間企業主導案を盛り込み、工期は3年半~15年、工費は約800億~1388億円の4案をまとめた。

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