産経ニュース

自民・山田宏参院議員「尖閣諸島の天気予報実施を」 決算委で要請 安倍晋三首相は「政治的にでなく気象庁に検討させたい」

ニュース 政治

記事詳細

更新


自民・山田宏参院議員「尖閣諸島の天気予報実施を」 決算委で要請 安倍晋三首相は「政治的にでなく気象庁に検討させたい」

東シナ海上空から望む尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島 東シナ海上空から望む尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島

 自民党の山田宏参院議員が5日の参院決算委員会で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)のみを対象にした天気予報を気象庁が実施するよう訴えた。安倍晋三首相は明言を避けたが、山田氏の繰り返しの要請に対し、最後は「政治的にではなく、気象庁に検討させたい」と応じた。

 山田氏は、中国が尖閣諸島の天気予報を実施していることを挙げ、日本の天気予報では「石垣島地方」として一括して行われていることを問題視した。「尖閣地方は漁船も通る航路となっているのに、わが国の領土でありながら天気予報すらやっていない」と訴え、気象庁の橋田俊彦長官に「技術的に尖閣諸島の天気予報は出せるのか」とただした。

 橋田氏は「技術的な観点からは可能だ」と答弁したが、首相は「尖閣諸島は歴史的にも、国際法上もわが国固有の領土であり、現にわが国はこれを実効支配をしている。断固として守り抜くとの決意で今後とも毅然かつ冷静に対応していく考えだ」と述べるにとどめた。

 納得しない様子の山田氏は、首相に「気象庁で尖閣諸島の天気予報を出してください」と要請。首相は「気象庁では日本全土を142に分割し、天気予報を出している。尖閣諸島は石垣島地方に含めている。また、船舶向けに東シナ海南部として海上予報を実施をしているので、今後ともしっかりと実施していきたい」と答えた。

 それでも山田氏は食い下がった。「尖閣諸島限定」の天気予報が実現できるよう、石垣島地方から尖閣諸島を切り離し、区分も142から143に増やすことを要請すると、首相はようやく「政治的にではなく、(区分を増やし)143とするかどうかについて気象庁に検討させたい」と語った。

このニュースの写真

  • 自民・山田宏参院議員「尖閣諸島の天気予報実施を」 決算委で要請 安倍晋三首相は「政治的にでなく気象庁に検討させたい」
  • 自民・山田宏参院議員「尖閣諸島の天気予報実施を」 決算委で要請 安倍晋三首相は「政治的にでなく気象庁に検討させたい」

関連ニュース

「ニュース」のランキング