産経ニュース

北方領土交渉は持久戦の様相 政府は官民調査団のサハリン派遣で進展狙う プーチン露大統領の揺さぶり発言にも「一歩でも前に…」 

ニュース 政治

記事詳細

更新


北方領土交渉は持久戦の様相 政府は官民調査団のサハリン派遣で進展狙う プーチン露大統領の揺さぶり発言にも「一歩でも前に…」 

露極東サハリン州のコジェミャコ知事(右)と会談した長谷川栄一首相補佐官(左)=5月31日、ユジノサハリンスク 露極東サハリン州のコジェミャコ知事(右)と会談した長谷川栄一首相補佐官(左)=5月31日、ユジノサハリンスク

 北方領土交渉をめぐる日露間の駆け引きが続いている。日本政府は北方四島での共同経済活動に向け、官民調査団を露サハリン州に派遣して露政府の動きを促しているが、プーチン露大統領は北方領土の軍事的重要性を強調して揺さぶりをかけてきた。ロシアの大統領選も近づき、交渉進展はなかなか見通せない。日本側はプーチン氏再選後をにらんで環境整備を図る持久戦を余儀なくされている。(大橋拓史、写真も)

 「露外務省は国内調整が大変なんだろう。細かい話が出ると『では、それについて調べる』みたいな感じで全然進まない」

 北方四島の共同経済活動に向けた協議を進める日本側交渉担当者はこう明かす。安倍晋三首相とプーチン氏は4月の首脳会談で、5月中に現地調査団を派遣することで合意したが、調整が難航して先延ばしされた。露政府内では外務省、経済発展省、極東発展省など関係機関の権限争いが複雑に絡むとされる。

 こうした事態を打開するため、日本政府は5月30日からサハリン州に官民調査団を派遣した。団長の長谷川栄一首相補佐官は31日のコジェミャコ州知事との会談で、「本日の意見交換をもって現地調査がキックオフされたと受け止める」と呼びかけた。コジェミャコ氏は「日本との貿易高はサハリン州全体の4割を占める。これを増やしたい」と応じた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 北方領土交渉は持久戦の様相 政府は官民調査団のサハリン派遣で進展狙う プーチン露大統領の揺さぶり発言にも「一歩でも前に…」 
  • 北方領土交渉は持久戦の様相 政府は官民調査団のサハリン派遣で進展狙う プーチン露大統領の揺さぶり発言にも「一歩でも前に…」 

関連トピックス

「ニュース」のランキング