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【緊迫・南シナ海】自衛隊の「存在感」強化へ 日米連携で中国への対抗姿勢を鮮明に 中国は護衛艦いずもにピリピリ

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【緊迫・南シナ海】
自衛隊の「存在感」強化へ 日米連携で中国への対抗姿勢を鮮明に 中国は護衛艦いずもにピリピリ

 稲田朋美防衛相は3日のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で講演し、米国と連携して南シナ海への関与を強めていく姿勢を鮮明にした。日本政府は東南アジア諸国連合(ASEAN)への支援など間接的な関与にとどまらず、最近では海上自衛隊が米軍と南シナ海で共同訓練を行って公表するなど、自衛隊のプレゼンス(存在)の直接的な誇示も強めており、中国の強引な海洋進出に南シナ海からも対抗する。

 「安倍晋三政権はルールに基づく秩序への挑戦に対し、ただ傍観するという対応はとっていない。秩序を擁護する決意を行動で示し、その努力を継続する」

 稲田氏は講演でそう述べ、決意を「行動」で示す姿勢を強調した。その手段として稲田氏は、米軍などとの「共同活動」を挙げ、日米が南シナ海で行っている共同訓練に言及。今後、南シナ海での自衛隊のプレゼンスをさらに高めていく考えをにじませた。

 象徴的なのは、海自最大のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の動きだ。

 いずもは5月初旬、護衛艦「さざなみ」とともに日本を出港。初の「米艦防護」を実施した後に南シナ海に入り、米艦と共同訓練(5月7~10日)▽シンガポールで国際観艦式に参加(同15日)▽ベトナムの要衝カムラン湾に寄港(同20日)▽米艦と共同訓練(同26、27日)-と、各地で活発な動きをみせており、今後も当面、南シナ海にとどまる見通しだ。

 政府関係者は「いずもへのASEAN各国の反響は非常に大きい」と語る。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(英語版)も3月、いずもの航行について「南シナ海問題に干渉しようとする日本の固い決意の表れだ」との専門家の談話を紹介し、警戒感を示した。

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