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救難飛行艇輸出が暗礁 インドの熱意冷め頓挫の恐れ 解禁から3年、実績ゼロ

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救難飛行艇輸出が暗礁 インドの熱意冷め頓挫の恐れ 解禁から3年、実績ゼロ

離水する海上自衛隊の救難飛行艇「US2」=2月13日、神戸市東灘区(撮影・甘利慈) 離水する海上自衛隊の救難飛行艇「US2」=2月13日、神戸市東灘区(撮影・甘利慈)

 政府が進めてきた海上自衛隊の救難飛行艇「US2」のインドへの輸出交渉が暗礁に乗り上げていることが30日、分かった。インド政府との交渉開始から約5年たつが、機体価格の高さなどを理由にインド側の熱意が冷めつつあり、頓挫する恐れが出てきた。平成26年4月の防衛装備移転三原則の閣議決定で防衛装備品輸出に道を開いたが、大型輸出案件はゼロで、体制の見直しが迫られそうだ。

 飛行艇は海面にも着水でき、US2は航続距離が長く外洋で運用できる唯一の飛行艇。波高3メートルの荒れた海に着水可能だ。新明和工業(兵庫県)が製造した。

 インドが導入に関心を示し、政府は24年ごろから輸出の検討を始めた。武器輸出三原則の下、輸出が事実上全面禁止だったため防衛機材を外した民間飛行艇として輸出する計画だった。

 防衛装備移転三原則への転換により安全保障で協力関係にある国に救難用などの装備品輸出ができるようになり、US2はそのまま輸出可能になった。日印首脳会談や防衛相会談ではUS2の輸出計画を進展させる方針を確認してきた。

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