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遺恨の「安倍vs林」代理戦争 12日投開票の下関市長選過熱

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遺恨の「安倍vs林」代理戦争 12日投開票の下関市長選過熱

下関市長選の出陣式でこぶしを突き上げる支持者=5日、山口県下関市 下関市長選の出陣式でこぶしを突き上げる支持者=5日、山口県下関市

 12日投開票の山口県下関市長選で、自民党を二分する選挙戦が展開されている。下関は安倍晋三首相と林芳正元農林水産相のおひざ元で、過去に首相の父・晋太郎元外相と林氏の父・義郎元蔵相が激しく争った土地柄だ。保守層は今も安倍派と林派に色分けされ、遺恨が残る。林派が推す現職に元首相秘書の新人が挑み、「安倍vs林」の代理戦争の様相を呈している。

 1月9日、首相が下関市で開いた恒例の「新春のつどい」の出席者は「あれは事件だった」と振り返る。

 来賓の中尾友昭市長(67)が「首相のご理解をいただき、3期目を担わせてほしい」とあいさつした後、約3千人が集まった会場がざわめいた。首相が“特別ゲスト”として元市議の前田晋太郎氏(40)を壇上に呼んだのだ。

 「世界で活躍される首相の地元にふさわしく、日本一輝く下関を目指したい」

 前田氏は市長選への決意をこう述べ、首相とがっちり握手を交わした。首相が中尾市政にノーを突きつけた瞬間だった。前田後援会の幹部は「あの握手で潮目が変わった。首相がここまでしてくれたのだから絶対に負けられない」と語る。

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 中尾氏は、芳正氏の支援団体である下関唐戸魚市場の取締役を経て、首相が第1次政権を退陣した後の平成21年に初当選した。今回も芳正氏に近い県議や市議らが支援し、選挙事務所には林後援会の「ため書き」もある。前田氏は首相の秘書を7年半務めた直系だ。

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