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「中国に備えるならチベットに学べ」 チベット亡命政府首相に単独インタビュー

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「中国に備えるならチベットに学べ」 チベット亡命政府首相に単独インタビュー

産経新聞のインタビューに応じる、チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(廣池慶一撮影) 産経新聞のインタビューに応じる、チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(廣池慶一撮影)

 チベット問題は、われわれだけの問題ではありません。どこの国でも同じことが起こりえます。約60年前、中国がチベットを侵攻したとき誰も関心を示しませんでした。中国が近年、尖閣諸島やスプラトリー(中国名・南沙)諸島、東シナ海に進出すると、周辺諸国はようやく危機感を持つようになりました。中国の手法はチベットへのやり方と同じです。中国に備えるのであれば「チベットに学べ」。これがわれわれからのメッセージです。

 私はチベットの自治を非暴力で求める「中道政策」を通じ、チベット問題を解決できると信じています。南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領は27年も投獄されていましたが、民主主義の礎を築きました。ベルリンの壁が崩壊すると予想した専門家は当時1人でもいたでしょうか。ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相も数年前までは自宅軟禁状態だったのです。

 短期間に大きな変化をもたらした例はたくさんあります。与えられないのであれば、つかみ取るしかありません。だから私たちはいつもこう言っているのです。「次は私たちの番だ」と。

【プロフィル】ロブサン・センゲ氏

 1968年、インド東部ダージリン生まれ。デリー大卒業後、米ハーバード大法科大学院博士課程修了。2011年の首相選挙で初当選し、政治ポストから引退したチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世に代わり、政治最高指導者に就任。16年に再選を果たした。 

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