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「中国に備えるならチベットに学べ」 チベット亡命政府首相に単独インタビュー

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「中国に備えるならチベットに学べ」 チベット亡命政府首相に単独インタビュー

産経新聞のインタビューに応じる、チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(廣池慶一撮影) 産経新聞のインタビューに応じる、チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相(廣池慶一撮影)

 08年の北京オリンピック以前は、1年間で最大5000人のチベット人がインドに亡命していました。亡命が増える季節は国境警備が手薄になる冬です。極寒のヒマラヤ山脈を越えるには2~5週間かかります。亡命者の中には10歳に満たない子供も含まれ、凍傷で指を失う人も少なくありません。

 ただ、最近は亡命者が減少しています。中国政府がネパール政府に圧力をかけ、国境警備を強化しているからです。ネパールは中国の“衛星国”と化してしまいました。中国政府は「投資のおかげで、チベット人はみな幸せに暮らしている」と宣伝しているので、何千人も亡命者が出ると不都合なのでしょうね。

 亡命者は捕まれば、刑務所に入れられ拷問を受けます。極寒の部屋に閉じ込められたり、電気棒で殴打されたり…。ダライ・ラマ14世の写真を所持するだけで問題視され、少人数でもデモを起こせば連行されます。刑務所の中で死亡する人は多く、出所できても五体満足ではありません。何年もかけて拷問で殺されるよりも、自分自身を焼き、一瞬で死を迎える方がいいと考えてしまいます。

 日本は同じ仏教国で、世界に強い影響力を持つ偉大な国です。チベットの現状への理解と支援を目的とする「日本チベット国会議員連盟」の取り組みは、国際社会に前向きなメッセージを発信します。「日本はチベット人とともにある」というメッセージは、弾圧に苦しむチベット人たちの希望になっています。

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