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再び解散風が吹き始めた 「4月衆院選」その狙いはどこにあるのか 

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再び解散風が吹き始めた 「4月衆院選」その狙いはどこにあるのか 

安倍晋三首相の胸中はいかに。自民党の党大会の出席者にあいさつする首相=5日午前、東京都内のホテル 安倍晋三首相の胸中はいかに。自民党の党大会の出席者にあいさつする首相=5日午前、東京都内のホテル

 今回も同じ「負の連鎖」を招きかねない。そうなれば首相は求心力を失い、解散は困難になる。逆に衆院選で先手を打てば小池氏の気勢をそぐこともできる。

 「一票の格差」是正に向け、衆院選挙区画定審議会が5月27日までに、選挙区0増6減を軸にした区割り変更案を首相に勧告することも早期解散論を後押しする。大都市圏を中心に100選挙区前後でエリア見直しが行われるため、調整は難航必至だからだ。

 そうなると首相の解散カードは封じられる。「現行制度で衆院選を行い、じっくりと区割り変更後の調整に取り組んだ方がよい」という声は根強い。

 政権にとってメリットは他にもある。民進党代表が「二重国籍」問題を抱える蓮舫氏の方が戦いやすい。答弁に不安のある閣僚も一掃できる。

 一方、首相は早期解散に慎重姿勢を崩していない。周囲には「衆院選は来年秋の総裁選後でよい」と漏らし、今秋を想定していた解散戦略を大幅に後退させている。「自民は最低でも30議席減」という分析もあり、与党で3分の2超という優位性を失う公算が大きいからだ。菅義偉官房長官もこれに同調する。

 だが、首相は逆風ほど政局スイッチがオンになる。野党は「森友学園」問題などで追及を強める方針だが、それが吉と出るか、凶と出るか-。

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