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「大宏池会」構想、またも浮上 岸田派、麻生派、谷垣G…三者三様に思惑交錯、遺恨残り実現見通せず

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「大宏池会」構想、またも浮上 岸田派、麻生派、谷垣G…三者三様に思惑交錯、遺恨残り実現見通せず

閣議に臨む麻生太郎副総理兼財務相(左)と岸田文雄外相=27日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影) 閣議に臨む麻生太郎副総理兼財務相(左)と岸田文雄外相=27日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 岸田派幹部は「まずは少人数で会合を重ね、合流の環境を整備する」と連携の意義を強調。麻生派幹部も「将来的な再結集も念頭に置いた交流だ」と明かす。

 ただ、岸田氏にとって大宏池会構想は痛しかゆしの面もある。岸田氏には24年に古賀誠元幹事長の指名で後継の領袖に就いた恩義がある。議員引退後も岸田派名誉会長を務める古賀氏と安倍首相はそりが合わない一方、岸田氏は外相として安倍首相の信頼を得ている。「ポスト安倍」をうかがう岸田氏は複雑な立ち位置にあり、波風を立てたくないのも本音だ。

 麻生派には別の事情がある。同派は麻生氏のオーナーシップで勢力を拡大してきた。ただ、若手議員が多く、将来の総裁候補や重要閣僚、党四役を務めうる人材には乏しい。「麻生後」を考えた場合、大宏池会構想はメリットもある。麻生氏は1月の派閥会合で「考え方が近いグループが一つになり、切磋琢磨するのが望ましい」と語った。

 特に宏池会は麻生氏の思い入れが深い。昭和32年、祖父の吉田茂元首相の直系の弟子にあたる池田勇人元首相が創設した派閥で、麻生氏には中堅時代まで在籍した宏池会の「会長」就任への意欲があるとされる。

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