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台湾の国連残留、最後まで尽力 中国の抱き込み工作も記録 ニクソン・ショックに揺れた佐藤栄作政権 楠田實・元首席秘書官の資料まとまる

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台湾の国連残留、最後まで尽力 中国の抱き込み工作も記録 ニクソン・ショックに揺れた佐藤栄作政権 楠田實・元首席秘書官の資料まとまる

佐藤栄作首相(右)と会談するニクソン米元副大統領(当時)=昭和41年8月12日、首相官邸 佐藤栄作首相(右)と会談するニクソン米元副大統領(当時)=昭和41年8月12日、首相官邸

 戦後最長の政権を築いた佐藤栄作元首相の首席秘書官を務めた楠田實氏が残した約9万2千ページの資料を、神田外語大の和田純教授が13年かけて分析、分類し、「楠田實資料(佐藤栄作官邸文書)」として取りまとめた。楠田氏は在任中から重要文書を集積しており、激動期の昭和政治史で7年8カ月の長期政権を実現した要諦を解明する手がかりになりそうだ。

 「楠田資料」には、佐藤政権が取り組んだ最大の政治課題である沖縄返還交渉や、国連の中国代表権問題などで決断を迫られる日本政府の動向に関する文書が未公開分を含めて多く収録されている。「極秘」扱いの文書のほか、「未定稿」と書かれた検討段階の文書も含まれており、佐藤政権の政策決定過程もうかがえる。

 楠田氏は早大卒業後の昭和27年に産経新聞に入社。政治部次長を経て42年から佐藤元首相の首席秘書官を務めた。佐藤政権実現に向けて生まれた政策集団「S(佐藤)オペレーション」の中心的役割を担い、長期政権を支えた。

 平成15年に亡くなった楠田氏が自宅に残した資料は段ボール箱で102箱に上り、佐藤政権に関する資料は約60箱あった。ただ、時系列やテーマとしてまとまっていない文書も多く、和田氏が分析、整理して「件名目録」を付した。

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