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木更津駐屯地にオスプレイ整備工場を開設 米太平洋軍「日米同盟にウィンウィン」と強調
米太平洋軍は13日、陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で米軍新型輸送機オスプレイの定期整備拠点となる工場の開所式を12日に実施したと発表した。式典には米軍幹部のほか陸自幹部らも参加した。
太平洋軍は声明で工場開設について「米軍が前方展開するオスプレイの部隊を維持する上で極めて重要」と説明。整備に参画する富士重工業が技術を習得できることは「重要な経験だ」として日米同盟にとって「ウィンウィン(相互利益)」になると強調した。
太平洋軍によると、富士重工業の技術者の訓練が近く終わり、整備を始めるという。陸自に導入予定のオスプレイも整備が可能になる見通し。
日本では沖縄でオスプレイが給油訓練中にトラブルを起こして不時着した事故を受け、安全性への懸念が再燃している。(共同)