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【小池百合子都政】
小池都知事、大ナタ再び!舛添氏の肝いり…都立広尾病院移転計画「現時点で白紙」
東京都の小池百合子知事(64)が25日、フジテレビ系「新報道2001」(日曜前7・30)に生出演。2023年に都立広尾病院を青山の一等地に移転する計画を、「現時点で白紙」と見直す考えを表明した。この計画は舛添要一前知事(68)時代に経緯不詳のまま決定、一部週刊誌が“第2の築地問題”と報じスキャンダル化しつつある。小池氏がまた一つ、都政の闇を浮かび上がらせた。(サンケイスポーツ)
舛添氏の肝いり政策が、またしても小池氏によって白紙撤回へ追いやられそうだ。
都立広尾病院をめぐっては、1980年に建てられた現病棟など施設の老朽化を理由に、改築か移転かが長年議論されていた。まさに築地市場の改築・移転問題と同じだったが、2014年の舛添氏の知事就任で急展開。15年に閉館した青山の「こどもの城」の跡地を国から購入し、23年度をめどに「首都災害医療センター」として移転、新築する計画が決定した。
そして今年3月、都は今年度予算に用地買収費として370億円を計上した。建築費なども含め約900億円のビッグプロジェクトとなるが、その経緯があまりに拙速で不透明だと、週刊朝日などが“第2の築地問題”と報じていた。