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【日露首脳会談】「引き分け」より後退か 険しく遠い四島返還

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【日露首脳会談】
「引き分け」より後退か 険しく遠い四島返還

日露ビジネス対話に出席した安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領=16日、東京都千代田区の経団連会館(桐山弘太撮影) 日露ビジネス対話に出席した安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領=16日、東京都千代田区の経団連会館(桐山弘太撮影)

 16日午後、首相公邸大ホールでの安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領による共同記者会見。

 「大統領の平和条約締結に関する主張は、『ヒキワケ』に言及した頃より後退している印象がある。日本側に柔軟な姿勢を求めるのであれば、ロシア側はどんな柔軟性を示すのか」

 私が問うと、プーチン氏はなぜかニコッと笑った後、身を乗り出すようにして北方領土の歴史を振り返り、こう熱弁を振るった。

 「私たちの考えとしては、領土をめぐる“歴史のピンポン(卓球)”をやめるべきだと考えている」

 「もし安倍首相の計画が実現するのであれば、島は反目のリンゴ(果実)ではなく、ロシアと日本を結びつける何かになり得る」

 プーチン氏は、平和条約締結後に歯舞、色丹の2島を引き渡すとうたった1956(昭和31)年の日ソ共同宣言には一応言及したものの、やはり領土問題ではかたくなだった。日本が目指す四島返還までの道程は険しく遠そうだ。

 ◆プーチン氏否定

 ただ、それは日本側も織り込み済みの話ではある。政府高官はプーチン氏について「領土とは血で奪い、血で守るものだと考えている。中国との間で40年かけて領土を画定したのも、血で血を洗う国境紛争の末のことだ」と指摘する。

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