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【マイナンバー】
システム障害で1億9450万円の損賠請求へ カード発行の機構が富士通など5社に
マイナンバーカードを発行する地方公共団体情報システム機構は12日、欠陥サーバーのシステム障害で国民へのカード交付が滞る契約違反があったとして、サーバーを納品した富士通を含む5社に計1億9450万円の損害賠償を求めることを決めた。5社は支払いに応じる方針。
損害賠償の内訳は、トラブルの原因究明や修理などに9300万円、サーバーの増設などに1億円。機構が、これらの費用負担を5社全体に求め各社が負担割合を決める。このほか、システム障害を受け、機構がサーバーの常時監視に使った人件費増加分150万円は富士通に請求する。
富士通は産経新聞の取材に対し損害賠償の適否について「お答えできることはない」としている。