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【天皇陛下譲位】皇室制度を考える 櫻井よしこ氏「配慮と国家のあり方は別」 譲位ではなく摂政を置かれるのが最善

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【天皇陛下譲位】
皇室制度を考える 櫻井よしこ氏「配慮と国家のあり方は別」 譲位ではなく摂政を置かれるのが最善

講演する櫻井よしこ氏=2016年11月19日、福島県白河市のJA夢みなみ白河セレモニープラザ 講演する櫻井よしこ氏=2016年11月19日、福島県白河市のJA夢みなみ白河セレモニープラザ

 国民感情は、陛下の思いを大切に受け止め、ご日常の過度な負担を何とかしてさしあげたいというものでしょう。それは終身天皇のまま、現行法の中でご公務の負担軽減を実現することは可能です。

 陛下のご日常を、祭祀(さいし)、国事行為、公的行為の順番で優先順位を組み替え、陛下が大切になさっている祭祀のための時間を確保することは可能です。その上で、国事行為や公的行為は皇太子さま、秋篠宮さまが臨時代行などの制度を活用して分担するなど、工夫ができます。

 祭祀はいま、天皇の私的行為とされていますが、これこそが皇室で最も重要な公務です。長い日本の歴史の中で皇室の役割は、国家の安定と国民の幸福のために祈る形で定着し、日本文明を育んできたからです。

 すでに触れましたが、陛下が国民とのふれ合いを大切にしてくださることは本当にありがたいことです。しかし、ご高齢でそれが大変となれば、摂政を置かれて補完されるのが一番だと思います。やはり、天皇は存在するだけで非常にありがたいのです。

 ご高齢に伴う天皇自身の変化も考慮に入れて皇位継承の安定性を図るため、近い将来、皇室典範の改正に本腰を入れて取り組まなければならないと思います。

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