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核兵器禁止決議に日本反対 岸田文雄外相「わが国の立場に合致せず」 来年の条約交渉には参加の意向

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核兵器禁止決議に日本反対 岸田文雄外相「わが国の立場に合致せず」 来年の条約交渉には参加の意向

 岸田文雄外相は28日午前の記者会見で、国連総会第1委員会(軍縮)で採決にかけられた2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案に、日本は反対票を投じたと明かした。

 岸田氏は「決議案は具体的、実践的措置を積み重ね、核兵器のない世界を目指すという日本の基本的立場に合致しない」と強調した。米国の「核の傘」で抑止力を担保している日本にとり、急激な核兵器廃絶は現実的ではないと判断したものとみられる。

 岸田氏はまた、「決議案には(核開発を継続する)北朝鮮が賛成し、米国をはじめとする核兵器国がどこも賛成していない。各国の投票行動にも(決議案への)評価が現れているのではないか」とも指摘した。

 ただ、決議案は賛成多数で可決され、来年からの条約交渉開始方針が確定。これに関し岸田氏は「政府内で検討していくが、交渉が始まるのなら核兵器国と非核兵器国の協力を重視するという立場から、主張すべきことは主張すべきだと考えている」と述べ、日本も条約交渉に参加する意思を示した。

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