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解散風吹かす公明党 その真意は? 世代交代進まずベテラン続投、そして本音は「大惨敗」トラウマ再来の回避

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解散風吹かす公明党 その真意は? 世代交代進まずベテラン続投、そして本音は「大惨敗」トラウマ再来の回避

参院本会議で代表質問する公明党の山口代表。後方手前は安倍首相=29日午前 参院本会議で代表質問する公明党の山口代表。後方手前は安倍首相=29日午前

 にわかに浮上した「1月衆院解散・総選挙」説。その発信源と目されているのが公明党だ。「いつ解散があってもおかしくない」として早期解散に備えた態勢作りを急ぐ山口那津男代表ら幹部の脳裏には、「追い込まれ解散」で大惨敗を喫した平成21年衆院選の悪夢もちらついているようだ。

 「解散は安倍晋三首相が考えることだ。われわれはいつも受け身だ」

 山口氏は29日、参院本会議で首相への代表質問を終えた後、記者団にこう述べた。早期解散容認を修正したかに映るが、ベテラン議員は「17日の党大会以降、幹部の発言の焦点が解散に当たっているのは事実だ。幹部留任も早期解散にらみの布陣だ」と解説する。

 山口代表の5選が決まった党大会では現体制を維持した。井上義久幹事長、漆原良夫中央幹事会会長、太田昭宏前代表は「69歳定年」の党の内規の例外だが、早期解散ならば引退せず安定した力が発揮できることになる。

 もっとも、本音は苦い思い出の再来を避けたいことにあるようだ。公明党が早期解散を訴える構図は20年9月に発足した麻生太郎政権でもあった。代表だった太田氏は「先延ばしするほど状況は悪くなる」と麻生氏に再三、早期解散を求めたが、結局1年後に「追い込まれ解散」に。太田氏や北側一雄幹事長(当時)ら8選挙区の前職全員が落選し、全体で10減の21議席という大惨敗だった。当時の落選者は「いまだに党のトラウマだ」と振り返る。

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