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【東京五輪】主導権争い 先手の小池百合子氏、怒る大会組織委員会の森喜朗氏

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【東京五輪】
主導権争い 先手の小池百合子氏、怒る大会組織委員会の森喜朗氏

東京五輪・パラリンピックの調整会議に臨む東京都の小池百合子知事(手前)と大会組織委の森喜朗会長=29日、文科省 東京五輪・パラリンピックの調整会議に臨む東京都の小池百合子知事(手前)と大会組織委の森喜朗会長=29日、文科省

 「IOC(国際オリンピック委員会)の理事会、総会で決まったことをひっくり返すのは極めて難しい」。29日朝、文部科学省で開かれた東京五輪・パラリンピックの調整会議。東京都の調査チームの報告書に言及した小池百合子知事に対し、大会組織委員会の森喜朗会長は不快感を示した。

 組織委の武藤敏郎事務総長も、都の影響力の背景となっている都の出資金58億5千万円のうち、57億円を返還する意向を表明した。

 森氏は閉会後、別室で待機していた報道陣のもとに自ら歩み寄り、予定にはなかった取材に応じた。「独断専行したら困る」「われわれの立場は東京都の下部組織ではない」。静かな口調ながら約20分間、怒りをぶちまけた。

 2カ月近く前の8月9日、知事に就任したばかりの小池氏と森氏は笑顔で握手を交わし、開催費用を削減していく方向で協力していくことで一致した。だが、小池氏は組織委への監督・指導を強め、会計監査に踏み込む手段を選び、次々と先手を打つ。

 「出資法人である組織委員会を調査対象といたしました」。8月29日に小池氏は森氏に対して文書で通知し、その後に発足した調査チームが組織委幹部にヒアリングを実施。さらに都の組織委への出資比率が97・5%に及んでいることや、組織委の職員の3割超を都の派遣組が占めることに着目し、水面下でより強い監督権限を持つ「監理団体」になるよう要請した。

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