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【悼-いたむ-】日本を代表する「インテリジェンス」が生前「忸怩たる思いが消えない」と唸った事件は何か…「情報貧国」ニッポンを最期まで憂う

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【悼-いたむ-】
日本を代表する「インテリジェンス」が生前「忸怩たる思いが消えない」と唸った事件は何か…「情報貧国」ニッポンを最期まで憂う

元内閣情報調査室長・大森義夫氏インタビュー  元内閣情報調査室長・大森義夫氏インタビュー 

 ■元内閣情報調査室長 大森義夫さん

 産経新聞のインタビューコラム「話の肖像画」で内閣情報調査室長時代の話を聞いたことがあった。

 「ペルー人質事件は日本の完敗」

 「他国に聞いたノドン(ミサイル)の発射」…。

 赤裸々な告白に出身母体の警察庁からは担当記者を通じて、「連載はいつまで続くのか?」と探りが入ったが、大森さんはまったく意に介さなかった。

 各国は独自に集めた情報によって国家の政策を決定したり、他国から国益が侵されるのを防いだりしている。こうした活動を「インテリジェンス」と呼ぶが、日本は決定的にそこが弱い。

 国家としての情報活動・組織の全体像が見えず、タテ割り行政の弊害などによる“情報貧国”ぶりを憂え、真にインテリジェンスの成果を政策に生かせるシステムの構築を訴え続けた。

 東京大法学部を卒業して昭和38年、警察庁入庁、鳥取県警本部長、警視庁公安部長などを経て、平成5年に内閣情報調査室長に就任。9年に退官するまで仕えた内閣は政権交代を経て宮沢、細川、羽田、村山、橋本の5代に及ぶ。

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