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【にっぽん再構築第4部 インフラが危ない・番外編】人口減の列島を「老朽化」が襲う… 大量更新の波にどう対応するか?

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【にっぽん再構築第4部 インフラが危ない・番外編】
人口減の列島を「老朽化」が襲う… 大量更新の波にどう対応するか?

メガソーラー発電所として一新した枕崎空港跡地=鹿児島県枕崎市(提供写真) メガソーラー発電所として一新した枕崎空港跡地=鹿児島県枕崎市(提供写真)

 グラフは、日本の公共事業費がほぼピークだった1996(平成8)年を100とした一般政府公的固定資本形成費の推移だ。公共事業費から用地補償費を差し引いたインフラ関連投資とみてよい。横ばいのドイツを除き、主要国は右肩上がりを続け、リーマン・ショック(2008年)後の落ち込みからも回復基調にある。「失われた20年」の長期停滞期と重なるこの間、日本は一貫して低迷を続け、ピーク時の半分以下の水準まで落ち込んだ。財政健全化の途上では当然のこととも言える。

 しかし、問題は、右肩上がりだった時代に整備されたインフラがこの後、寿命の目安である50年を次々と迎え、老朽化と大量更新の波が日本列島を襲うことにある。しかも、今後の政府の一般歳出の伸びは、大半を社会保障費の自然増に割かざるを得ない。

 災害にも脆弱(ぜいじゃく)な社会基盤は国力の低下に直結する。財政負担を抑制しながらインフラの維持管理・更新に対処するには、都市機能を集中させる「コンパクトシティー」化など、人口減を踏まえた統廃合、集約が急がれる。

                   

 ハコモノ脱却へ再活用促進 空港跡地→ソーラー発電 廃校→野菜栽培施設

 鹿児島県枕崎市にある枕崎空港跡地。滑走路だった細長い敷地にはソーラーパネルがびっしりと敷き詰められている。

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