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安倍晋三首相の所信表明演説 「未来」「2020年」……東京五輪見据えたキーワード

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安倍晋三首相の所信表明演説 「未来」「2020年」……東京五輪見据えたキーワード

第192臨時国会が召集され、衆院本会議で所信表明演説をする安倍晋三首相=26日午後、国会(斎藤良雄撮影) 第192臨時国会が召集され、衆院本会議で所信表明演説をする安倍晋三首相=26日午後、国会(斎藤良雄撮影)

 「2020年」「4年後」「未来」-。26日の衆院本会議での安倍晋三首相の所信表明演説には、東京五輪・パラリンピックを見据えた国づくりを強く意識したキーワードが並んだ。

 持論である憲法改正に関しては「(改憲)案を国民に提示するのは国会議員の責任だ」と指摘し、「『未来』への橋を架けよう」という表現で与野党に議論を深めるよう呼びかけた。経済対策を「未来への投資」と位置づけ、子育て支援や介護の充実に注力する方針を強調した。

 憲法改正について首相は、1月の施政方針演説で「逃げることなく答えを出していく」と踏み込んでいた。しかし、7月の参院選で「改憲勢力」が衆参両院で3分の2を確保し、憲法改正が現実味を帯びたのを機に改憲条項の絞り込みなどに関する自身の発信を避け、立法府での議論を見守る考えを示した。

 天皇陛下がご意向を語られた「生前退位」への対応を「国民的な理解の下に議論を深めていく」との表現にとどめ、「安倍政権に課せられた重い宿題」(首相周辺)を前に、世論の動向などを慎重に見極める構えをうかがわせた。(松本学)

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