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【三反園・鹿児島知事初の議会論戦(下)】民主党政権を彷彿、財源なしの空手形乱発 「これから大変」議員から“同情”も

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【三反園・鹿児島知事初の議会論戦(下)】
民主党政権を彷彿、財源なしの空手形乱発 「これから大変」議員から“同情”も

鹿児島県議会の代表質問で答弁に臨んだ三反園訓知事=20日午前(高瀬真由子撮影) 鹿児島県議会の代表質問で答弁に臨んだ三反園訓知事=20日午前(高瀬真由子撮影)

 鹿児島県の三反園訓知事と県議会の初論戦では、原発以外にも、多岐にわたる県政課題が取り上げられた。特に、議員は知事選での公約について、実現に向けた財源や具体策を示すよう迫ったが、三反園氏は「検討」や「努力」を繰り返すばかり。「空手形をいっぱい切って、これからが大変だ」と議員から“同情”される始末だった。

 三反園氏は、知事選でドーム球場建設を掲げた。この日も「イベントやコンサートにも使える3万人規模の施設を想定し、プロ野球キャンプの誘致なども図る。経済効果も期待できる」と強調した。

 ただ、財源については「考える」というだけだった。「さまざまな意見を聞き、県民の理解を得ながら実現へ向けて努力する」と述べた。

 「指宿スカイラインの無料化」や「子ども医療費助成制度」などでも、財源について質問が相次いだ。

 三反園氏は「(指宿スカイラインの)早期無料化が必要と考えた次第」「市町村や医療機関と協議、本格的に検討する」と述べるのが精いっぱい。

 その姿勢は財源の裏付けがないまま、過大なマニフェスト(政権公約)を掲げた旧民主党政権を想起させた。質問した自民党県議団の瀬戸口三郎氏も「財源について『検討する』というだけでは、議論の余地がない」とさじを投げた。

 自民党県議団会長の堀之内芳平氏は「選挙に勝つためだけのマニフェストだった、というのが現在の偽らざる心境だ。手形をいっぱい切り、大変だと思うが、県議団としては粛々と知事提案を判断していきたい」と述べた。

(南九州支局 谷田智恒)

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