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環境省、ウナギの生息地守る専門家会合、指針策定、環境アセスに活用

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環境省、ウナギの生息地守る専門家会合、指針策定、環境アセスに活用

漁獲量が急減し、価格が高騰しているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」(愛知県水産試験場提供) 漁獲量が急減し、価格が高騰しているニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」(愛知県水産試験場提供)

 環境省は16日、絶滅が危惧されるニホンウナギが生息しやすい河川環境の保全、回復を検討する有識者会議の初会合を開いた。ウナギが海や川、水田などを行き来しやすくし、生息地を広げるのが狙い。来年3月までに指針を公表し、今後の河川改修の環境影響評価(アセスメント)などに活用する。同省がニホンウナギの保全指針を作るのは初めて。

 会議では平成26~27年度に神奈川県小田原市の酒匂川や茨城、千葉両県境を流れる利根川など全国の6河川で実施したニホンウナギの生態調査結果が報告された。ニホンウナギは 国内では、生息域は青森県の一部を除く本州全域に分布するが、川のせきによって遡上(そじょう)を阻まれ、水田や上流の沼などで姿を消すなど、生息域が狭くなっていることが明らかにされた。

 有識者らは、ウナギ生息地の保全には、落差の大きなせきには魚道を設けるなど、ウナギが河川と田んぼや沼などを行き来するための障害を取り除く必要性を指摘。かくれ場所となる淵の植生や川底など、周辺環境の再生も欠かせないことも確認した。同省は、調査結果のほか、全国で実施されているウナギやほかの淡水魚の保全の取り組み事例を参考に、指針を策定する。

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