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【加藤紘一氏合同葬】
YKKの山崎拓氏「『加藤の乱』止めなかった僕が悪かった。すまん」 小泉純一郎元首相「惜しい人を亡くした。残念」
9日に77歳で死去した加藤紘一元自民党幹事長の自民党・加藤家の合同葬が15日、東京・南青山の青山葬儀所で営まれ、かつて加藤氏と「YKKトリオ」を結成した山崎拓元党副総裁と小泉純一郎元首相も参列した。
山崎氏は弔辞で「最高のリベラルがこの世を去ったという思いだ」と盟友の死を悼んだ。また、加藤氏が山崎氏とともに森喜朗内閣不信任決議案に同調しようとしながら結局断念した平成12年の「加藤の乱」に触れ、「(同調しようとした加藤氏を)一度も止めなかった僕が悪かった。すまん」と述べた。
小泉氏は記者団に対し「(加藤氏が)なぜ首相になれなかったのか不思議だね。若手の時からいずれ首相になると思われた加藤さんだからね。あれだけ優秀な政治家は珍しいので、われわれみんな、いずれは首相になる人だと思っていたんだがね。いま思い返してみて不思議だなと」と振り返った。その上で「惜しい人を亡くした。残念です」と語った。