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自民・二階俊博幹事長、対中・対韓…硬軟織り交ぜ議員交流加速 党内の懸念も意に介せず

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自民・二階俊博幹事長、対中・対韓…硬軟織り交ぜ議員交流加速 党内の懸念も意に介せず

ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長(右)と会談する自民党の二階俊博幹事長=9日午後、ハノイの共産党本部(沢田大典撮影) ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長(右)と会談する自民党の二階俊博幹事長=9日午後、ハノイの共産党本部(沢田大典撮影)

 自民党の二階俊博幹事長が、内政だけでなく、硬軟織り交ぜた外交で存在感を高めている。幹事長就任後初めての外遊として訪問中のベトナムでは同国が南シナ海の領有権で対立を深める中国を牽制。その一方で、中国や韓国などとも独自の人脈を生かした友好強化に動く。今後も幹事長として議員交流を積極的に進める意向だ。

 二階氏は9日、ハノイで最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長、グエン・スアン・フック首相と相次いで会談した。二階氏は北朝鮮の核実験に対し「新たな国連安保理決議の採択などを通じて圧力を強化すべきだ」と支持を求めた。ベトナム側は「北朝鮮の非核化を求めている」(チョン氏)と理解を示し、二階氏は記者団に「賛同を得た」と胸を張った。

 8日の日越国会議員の会合では、南シナ海への進出を強める中国を念頭に「緊張を高める行為は断じて許されない」と強調。親中派の重鎮として知られている二階氏のこの発言には、同行の自民党議員からも「驚いた」との声が漏れた。

 もっとも二階氏の中国との交流は重層的だ。昨年5月に3000人を連れて訪中し日中双方で話題になった。今年8月24日には日中韓外相会談のため来日した王毅外相と会談し、友好・交流を強化する方針で一致。王氏とは駐日大使時代に地元・和歌山に招待するなど関係が深い。会談では尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題で主張を戦わせる一方、与党間交流として11月の中国共産党幹部の訪日を取り付け、自身が年内に訪中する考えも伝えた。

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