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【在韓米軍迎撃ミサイル】
韓国THAAD配備は「韓国防衛だけ」 米高官が日本との情報共有を否定
米国防総省ミサイル防衛局のシリング局長は11日、韓国に配備される米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」について「純粋に韓国防衛に使われ、米軍の世界的なミサイル防衛(MD)体制には含まれない」と述べ、レーダーで得た情報が日本と共有されるとの見方を否定した。訪問先の韓国で同国記者団に語った。
日本との情報共有については韓国の韓民求国防相が否定する一方、国防省報道官は共有できると表明、混乱していた。
シリング氏は、THAADのXバンドレーダーが収集した情報が、米本土や他地域の防衛のため米軍が運営する情報分析システムに送られるとの見方が韓国で出ていることに対し「全く事実ではない」と述べた。
THAAD配備には中国が自国の監視につながるとして反発しているが、シリング氏は監視の意図はないと否定した。(共同)