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中国公船、尖閣領海で漁船と航行 外務次官、大使呼び抗議 識者「一歩、挑発進めてきた」

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中国公船、尖閣領海で漁船と航行 外務次官、大使呼び抗議 識者「一歩、挑発進めてきた」

沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に初めて侵入した中国海軍の艦艇と同型のフリゲート艦(防衛省提供) 沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に初めて侵入した中国海軍の艦艇と同型のフリゲート艦(防衛省提供)

 中国海警局の船2隻と中国漁船6隻が5日午後、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入した。杉山晋輔外務事務次官は同日夕、中国の程永華駐日大使を外務省に呼び「わが国の主権の侵害であり、断固として認められない」と厳重抗議した。外務省によると、中国の公船と漁船が同時に尖閣諸島周辺の領海に侵入するのは初めて。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、領海に入った公船は、機関砲のようなものを搭載した海警33115と海警2307で、漁船周辺を航行した。

 これまで日本政府は、中国公船の侵入時には外務省局長が中国大使館に電話で抗議していたが「漁船周辺を航行し、日本領海内で法執行するかのような行動は、主権侵害の度合いが違う」(外務省筋)として抗議のレベルを上げた。

 帝京大の志方俊之名誉教授は「日本の防衛相が代わり、中国としては今後、日本の姿勢がどうなるかを見定める必要があるため一歩、挑発を進めてきた」と分析。「中国は『まだ日本との間合いに余裕がある』と考えているはずで、日本の反応次第では挑発を深めることも考えられる」と指摘した。

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