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【北方領土を行く(下)】色丹島はロシアにとって「手放せる島」 閑散…「警備隊もすぐ撤退できる」

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【北方領土を行く(下)】
色丹島はロシアにとって「手放せる島」 閑散…「警備隊もすぐ撤退できる」

穴澗村はメインストリートも未舗装で、文化会館(左)の前を散水車が通り過ぎた=24日、色丹島 穴澗村はメインストリートも未舗装で、文化会館(左)の前を散水車が通り過ぎた=24日、色丹島

 国後(くなしり)島の古釜布(ふるかまっぷ)から船で4時間余り、続いて訪れたのは色丹(しこたん)島。24日、島で2番目に大きな集落という人口約950人の穴澗(あなま)村に上陸したが、古釜布とは対照的に寂れた風景が眼前に広がった。

 切り立った崖に囲まれた色丹島の細長い湾の最奥部にある穴澗港で船を降りた。港のすぐ近くにある水産加工場では、水揚げされたサンマやサケ、マス類などを缶詰に加工しているというが、稼働している様子はない。

 色丹島では今年5月、水産加工場の最大手が経営破綻した。水産加工業は島のほぼ唯一の産業で、働いているのは主に季節労働者だという。5年ぶりに訪れた東海大海洋学部の山田吉彦教授は「最盛期には5千人も来ていたのに、今は多くて500人程度」とみる。穴澗村の商店で売られている缶詰も、昨年9、10月に製造されたものだった。

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