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【北方領土を行く(上)】国後島は“外交カード”の見せかけの街? 道路は波打ち陥没、古い外壁張り替えただけの商店…突貫工事の粗雑さ目立つ 

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【北方領土を行く(上)】
国後島は“外交カード”の見せかけの街? 道路は波打ち陥没、古い外壁張り替えただけの商店…突貫工事の粗雑さ目立つ 

人影もまばらな古釜布の中心部。真新しい教会が目を引いた=7月22日、国後島(小野晋史撮影) 人影もまばらな古釜布の中心部。真新しい教会が目を引いた=7月22日、国後島(小野晋史撮影)

 北海道根室市の根室港から船で約3時間、島影にカラフルなロシア風の建物が見えてきた。北方領土の玄関口、国後島の古釜布は人口約3000人の街。戦前は島全体で約7000人の日本人が住んでいたが、今はロシアの一部に溶け込んでいる。

 街中を行くと、ロシアの実効支配を強調するかのように主要な道路は舗装され、集合住宅が立ち並ぶ。商店や教会、学校も急速に整備された印象を受ける。

 ただ、突貫工事によるであろう粗雑さも目立つ。道路は舗装されているが、砂利道に直接アスファルトをかぶせたのか、路面が波打ち、陥没も見える。地面と土台に隙間が生じた集合住宅や、古い外壁を張り替えただけの商店もあった。

 3年ぶりに古釜布を訪れたという東海大海洋学部の山田吉彦教授は「このエリアしか開発していない気がする。デモンストレーションかなとも感じてしまう。『外交カード』にするために、見せかけの街づくりを行っているようだ」とみる。

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