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【参院選】改憲、結党以来の好機 自民、3分の2 長かった道のり

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【参院選】
改憲、結党以来の好機 自民、3分の2 長かった道のり

自民主導勢力による参院3分の2確保までの軌跡 自民主導勢力による参院3分の2確保までの軌跡

 自民党だけでは過半数を割り込んでいたが、連立与党の社会党、新党さきがけと合わせた与党の議席占有率は59・9%に上った。しかし、このときの首相は社会党出身の村山富市氏で、自民党総裁も党内では護憲派で知られる河野洋平氏だったため、憲法改正が現実的な政治課題として意識されることはなかった。

 これに次ぐのが中曽根康弘首相が衆参同日選(ダブル選)で勝利を収めた昭和61年だが、自民党と新自由クラブを合わせても57・5%で、3分の2にははるかに及ばなかった。

 現在の自民、公明両党による連立与党の枠組みで最も高い議席占有率となったのは、小泉内閣時代に行われた平成16年の参院選で、13年参院選で獲得した議席を合わせて57・4%だった。今回の参院選で自民党は改選単独過半数には届かなかったが、連立相手も含めた議席獲得数が2回連続で過半数に達したのは7年以来。野党でもおおさか維新など改憲に前向きな勢力を合わせれば議席占有率は68・2%になる。自社さ政権や小泉ブームでも実現できなかった勢力が形成されたことで、憲法改正に向けた議論の加速が期待される。(杉本康士)

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