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【参院選・千葉】主な候補者の横顔(届け出順)

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参院選2016特集

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【参院選・千葉】
主な候補者の横顔(届け出順)

 ■元「ドボジョ」は3児の母 浅野史子氏(45)共新 

 「戦争法(安全保障関連法)を廃止させ、アベノミクスを撤回させたい」。安倍政権への対立姿勢を鮮明にし、「保守風土の強い千葉でも最近は変化は起きている。政権に怒りを感じている人々と協力していきたい」と抱負を語る。3児の母でもあり、「子供の未来に関わる問題には先頭に立って改善していきたい」と意欲を示す。

 船橋市出身。30年ほど前、長野県内で長雨による土砂崩れが発生し、老人ホームが巻き込まれて多くの命がなくなったニュースを見て、「土木に関わりたい。多くの人の役に立ちたい」と木更津高専に進学。木更津市に就職後は土木技師として働いた。「土木女子(ドボジョ)」として、「災害から国民を守りたい」という気持ちを持ち続けている。

 好きな言葉は「女は度胸」。自身の性格を「極めておおざっぱ」と自己分析する。趣味はガーデニングで、子供のころは近くの空き地で土器を堀って遊んでいたといい、「けがの絶えない子供時代だった」という。8回目となる国政選挙への挑戦に、「七転び八起き。今度こそは共産党の議席を獲得したい」。

   

 ■起業家から政治に挑戦 元栄太一郎氏(40)自新

 「弁護士として約15年間、多重債務者や悪徳商法の被害者といった人々と向き合い、寄り添ってきた。法律はすべての人の暮らしに影響を及ぼす。法律を作る政治家は大事な仕事だと感じた」と、政治への挑戦を決めた理由を明かす。

 弁護士相談サイト「弁護士ドットコム」を立ち上げた起業家でもある。「起業家出身の政治家は少ない。経営者の経験と感覚を生かし、他の法曹家とは違う物の見方ができる」と自身の長所をアピール。「伝統と文化を大事にしながら、変わらなくてはいけないことを感じて、粘り腰で形にしていく」

 神奈川県藤沢市の出身で、現在は柏市在住。父親の仕事の都合で米国やドイツで過ごした経験もある。ドイツの日本人学校にいた10代のときに「ベルリンの壁」が崩壊。東西ドイツの“格差”を目の当たりし、「子供ながらに『政治体制のあり方でここまで違うのか』とショックを受けた」という。

 小学校からサッカーに打ち込み、世界数十カ所の都市の弁護士が参加する「弁護士ワールドカップ」に2回出場した。座右の銘は「失意泰然、得意淡然」。

     

 ■21年の介護経験が原点 小西洋之(44)民現

 「戦後70年で、一番大事な国政選挙だ。憲法違反の政治を民主主義の力で止めることができるかどうかや、共生社会の実現がかかっている」と再選に強い意欲を示す。

 「医療・福祉の基盤制度を構築し、いじめ防止対策推進法を立法した」と1期6年間の実績を強調する。昨年9月の参院平和安全法制特別委員会の採決を阻止しようとした際には、自民党議員の拳が頬に当たり、大きく報じられた。本人は「私が殴られたのはどうでもいい。世界中にあのシーンが配信されることで、安倍首相の安全保障関連法がどのようにも許しようのない、論理のない不正に基づく憲法違反だと市民に広く知ってもらうのが願いだ」と語る。

 徳島県出身で、総務省や経済産業省に勤務した経歴を持つ。10歳のときに父親が脳卒中で倒れ、21年間介護に取り組んだ経験が政治を志した原点だ。

 趣味はテニス。休みはあまり取れないが、仕事の移動中に幼い長男を撮影した画像や動画を見るときが「一番ほっとする」と優しい父親の一面を見せる。座右の銘は「七転び八起き」。

     

 ■解決力のある政治を 猪口邦子氏(64)自現

 軍縮会議日本政府代表部特命全権大使や、小泉純一郎内閣の少子化担当相を務めた。少子化対策では「10年かかってやっと待機児童ゼロに近づいた。今後は『経済的理由で教育を諦める児童ゼロ』を目指す」と話し、給付型奨学金制度の確立などを掲げる。専門分野である外交問題については「オバマ大統領の広島訪問の意義は大きい。被爆国の日本が、核軍縮のたいまつを掲げ続ける必要がある」。

 政治家としての原点は、上智大法学部で教職に就いていた30年ほど前。教え子の女子学生らが一生懸命勉強して就職したにもかかわらず、結婚後は家庭に入らざるを得ない状況を目の当たりにし、「仕事と家庭の両立ができる社会を作りたい」と心に誓った。「『質素、簡素、勤勉で、解決力のある政治』が信条だ」と語る。

 市川市出身。趣味は料理で、中でもフランス料理が得意。最近のお気に入りは県産のビワを使ったサンドイッチだ。社会学者の鶴見和子さんの影響で、「国際政治の授業は、すべて着物で行っていた」という。座右の銘は「至誠純真、質実剛健」。

     

 ■資金使いやすい環境づくりを 古川裕三氏(34)幸新

 国政選挙は4回目の挑戦。北朝鮮による核実験やミサイル発射、中国の海洋進出を受け、「非核三原則の『持ち込ませず』をまず見直し、最終的に核抑止力を持つべきだ」と訴える。

 また、景気は後退局面に達しているとし、「安倍政権は潔くその事実を認め、責任を取るべきだ」と指摘。「減税政策を通して、個人や企業が資金を使いやすくする環境をまず整えることだ」と話す。

 印西市出身で、家庭では2児の父。料理を修行中で、「妻も働いているので、記念日にはしっかり料理を作る」というイクメンだ。普段から「子供とおそろいの服を着て出かけることが楽しみ」といい、街頭演説の際には「応援に来た子供たちに『パパ頑張ってね』と言ってもらうことで元気をもらっています」と相好を崩す。

 趣味はアクション映画の鑑賞で、子供のころから人気俳優のジャッキー・チェンさんの大ファン。小学生のときには体操を習っており、特技はバック宙だ。

 尊敬する政治家は田中角栄。座右の銘は「天は自ら助くる者を助く」。

     

 ■「1強多弱に風穴を」 水野賢一氏(49)民現

 参院議員としての1期6年間は、天下り根絶を目指す行財政改革や環境問題に取り組んだ。現在の安倍政権に対しては「第1次政権と比べて行革の熱意が薄らいでいる。安全保障関連法など重要な政策の審議の際に、数に任せた強引な手法が目立つ」と批判する。

 6年前は「千葉県から政界再編」を掲げ、みんなの党から出馬。同党幹事長も務めたが、解党後は無所属を経て民進党に合流した。「既存の民主党や維新の党に加わる気はなかった。野党が再編されて民進党に加わることになったのは感慨深い」と説明。「自民の1強多弱に風穴を開け、切磋琢磨(せっさたくま)できる政党を目指す」と覚悟を語る。

 東京都港区出身で、実父は中尾栄一元建設相。「子供の頃から家庭の会話で著名な政治家の名が挙がるなど、政治は身近な話題だった」という。大学卒業後は渡米し、議員事務所などでインターン活動を経験した。その後、中尾氏と親しかった水野清元総務庁長官の秘書になり、養子に。清氏の引退後は地盤を引き継いで衆院議員を4期務めた。座右の銘は「人民の、人民による、人民のための政治」。

     

 ■「和をもって貴し」の精神尊重 香取成知氏(65)日新

 3月ごろに共通の友人を介して中山成彬元文部科学相や日本のこころを大切にする党の中山恭子代表と面会し、同党の理念に共感。公示直前に同党からの出馬を表明した。「教育現場では子供たちが集中力を欠いていると聞く。防衛省の機密保持にも問題点があるのではないかと思う」と日本の現状に危機感を抱いたことも、国政に挑戦する理由の一つだ。

 党が掲げる自主憲法の制定に賛同し、「聖徳太子が作った十七条憲法を現代に生かしていきたい。日本人の心の大本はこの時代から始まったのではないか」と持論を展開。座右の銘でもある「和をもって貴しとなす」の精神を尊重していくことの大切さを説く。経営者としての経験を踏まえ、アベノミクスは「これまでに恩恵を受けたという感覚はない。さらに加速させるべきだ」と説く。

 香取市出身。昭和63年に電子機器製造会社を設立した。本県には「気候が温暖で、人柄が温和だ」と愛着を感じる一方、成田空港の機能強化などの課題があると指摘する。趣味はゴルフ。マージャンも「何も考えず、集中できる」と、良い息抜きとなっている。

     

 届け出順。参院選千葉選挙区にはこの7氏のほか、高橋正夫氏(85)=無新=も立候補している。

 

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