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訪日客、6月5日に1千万人突破  昨年より40日に早く過去最速

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訪日客、6月5日に1千万人突破  昨年より40日に早く過去最速

中国からのツアー客=関西国際空港(前川純一郎撮影)【撮影日:2016年02月05日】 中国からのツアー客=関西国際空港(前川純一郎撮影)【撮影日:2016年02月05日】

 観光庁は15日、今年の訪日外国人客数が6月5日時点で1千万人を超えたと発表した。過去最短だった昨年の7月15日と比べ40日早い達成となり、年間訪日客数のさらなる上積みに期待がかかる。ただ5月単月の実績をみると、前月発生した熊本地震によるダメージが鮮明に表れており、「夏の多客期に向けた九州の観光復興が急がれる」(田村明比古長官)状況だ。

 政府観光局によると、5月の訪日客数(推計値)は189万4千人で、単月として3カ月ぶりに200万人を下回った。伸び率も前年同月比15・3%増で、前月比2・7ポイント低下した。

 全体を牽引(けんいん)したのはやはり中国で、31%増の50万7千人が訪れた。航空路線の拡大やクルーズ船の寄港増などが後押しし、台湾も10・5%増の37万6千人となるなど、主要20カ国・地域のうち18カ国・地域が順調に増加した。

 しかし、中国に次ぎ年間客数が多い韓国は逆に4・2%減り、30万2千人。平成26年6月以来、23カ月ぶりでマイナスとなった。

 韓国は地理的に近い九州を訪れる観光客が多く、7県の外国人宿泊者数のうち4割近くを占める“お得意様”。だが「韓国は地震がめったに起きないだけに、熊本地震後は客足がぱったり止まった」(熊本県のホテル経営者)状態だ。

 このため観光庁は20億円を投じ、海外の旅行会社や有名ブロガーなどを九州に招くPRツアーを行う。観光シーズンの夏までに客足の回復を目指す。

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